気持よく飲んで二日酔い防止
気持よく飲んで二日酔いを防止できればそれに越したことはありません。飲酒の目的は人それぞれですが、ストレス発散、お祝い、友人・知人との親睦など楽しむこと、苦痛からの開放を目的としたものが多いと思います。
しかし、飲み過ぎて二日酔いになってしまったり、二日酔いを気にしすぎて楽しめないのは本末転倒です。
ここでは楽しく二日酔いを予防する為の方法について紹介しています。
最も楽しく二日酔い対策する方法は?
そもそも飲酒を楽しいと感じるのは、アルコールによって脳内ドーパミンの分泌が促されたり、 ストレスによって萎縮した血管が拡張されストレスから開放されやすくなるためです。しかし、アルコールはアセトアルデヒドに分解されるまでは、このような高揚感をもたらしますが、
分解されアセトアルデヒドになった途端、アルコールのような高揚感もない単なる毒素となってしまいます。
(アルコールの分解については、肝臓のアルコール分解の仕組みをご参照下さい。)
つまり、お酒をアルコールの状態で身体(厳密には血中)の中に長くとどめ、アセトアルデヒドの状態になったら素早く分解してしまうことが 楽しくお酒を飲みながら、かつ、二日酔いを予防する方法です。
また、アルコールの状態を長く留めることで同じ高揚感を得るにも飲酒量が減るため、二日酔い予防に効果的です。
(もちろんアルコールは吸収されないと高揚感を得ることはできませんが、血中アルコール濃度を一気に増してもより高揚感を得ることはできません。)
では、どのようにすれば良いのでしょうか。
楽しく二日酔いを防ぐ5つのポイント
- アルコールの吸収を遅くする
- 飲酒中はアセトアルデヒドの分解を促す
- 飲酒後はアルコール及び、アセトアルデヒドの分解を促す
- 寝る前は必ず脱水による二日酔いを抑える為に水分補給
- 翌朝は症状を見て対応する
アルコールの吸収を遅くする
アルコールは一気に吸収してもより高い高揚感を得ることはできません。言い換えるとアルコール濃度を一定量に保つことが最も長く高揚感を得る方法です。
アルコールの吸収を遅くする方法はいろいろありますが、簡単で効果の高いのはアルコールの吸収を遅くする食べ物を食べることです。
脂肪やカテキンはアルコールの吸収を遅くします。
おつまみには脂肪をしっかり含む食べ物を食べたり、割り方を緑茶割りにすることなどがアルコールの吸収を遅くするのに効果的です。
その他、アルコールの吸収を遅くし、二日酔いを予防する詳細は二日酔いの予防は飲む前が大事をご参照下さい。
上記以外の方法でアルコールの吸収を調整するには、ゆっくり飲むことやチェイサーを利用するなどでアルコールの吸収を抑えることができます。
チェイサーが苦手な人の場合、お鍋のような食べ物でスープをしっかり取ることでアルコールを調整でき、二日酔いの予防になります。
飲酒中はアセトアルデヒドの分解を促す
アセトアルデヒドは百害あって一利なしです。飲酒中でもどんどん分解して無毒化するほど二日酔いを予防してくれます。
もちろん高揚感に影響を与えないため、飲酒量が減り、二日酔い対策には最も効果的です。
アセトアルデヒドの分解には、飲酒前にアセトアルデヒドの分解を促すドリンクや錠剤を飲んだり、飲酒中にアセトアルデヒドの分解を促す栄養を含んだ食べ物を積極的に取ることです。
市販の二日酔い防止薬ではノ・ミカタやハイチオールCなどがそれらの成分を多く含んでいます。
(アセトアルデヒドの分解を促し、二日酔いを予防する予防薬の詳細は二日酔い予防薬の比較をご参照下さい。)
また、アセトアルデヒドの分解を促す栄養素を多く含む食材ははまぐり、卵などが優れています。
(アセトアルデヒドの分解を促し、二日酔いを予防する食べ物の詳細は二日酔いを予防する食べ物をご参照下さい。)
飲酒後はアルコール及びアセトアルデヒド、両方の分解を促す
飲酒後はアルコールが体内に残っていても何も良いことはありません。また、アルコールは分解のたびにアセトアルデヒドを作り出すため、この毒素も積極的に分解する必要があります。
飲酒後にはこの体内に残ったアルコールとアセトアルデヒドをより早く分解してしまうことが二日酔いを予防し、翌日の活力へとつながります。
アルコールの分解を促すのはウコン(カレー)などクルクミンを含む食べ物、タコ・イカなどのタウリンを多く含む食べ物などです。
また、セサミンはアルコールの分解を促すビタミンB15、アセトアルデヒドの分解を促すセサミンなどが含まれ寝る前の二日酔い予防に効果的です。
(アルコール及びアセトアルデヒドをより早く分解し、二日酔いを予防する食べ物一覧については二日酔いを予防する食べ物をご参照下さい。)
寝る前に必ず脱水症状を抑えるため、水分補給をする
アルコールとアセトアルデヒドの分解に対して最善を尽くした場合、最も心配となる二日酔いの原因は脱水症状です。脱水症状は頭痛、吐き気、疲れ、身体のだるさなど様々な二日酔いの原因となります。
最低500mlの水分を寝る前に補給しておくと脱水症状を防ぐことができます。
脱水症状を防ぐ水分量については、アルコール計算機~分解時間と血中濃度~をご参照下さい。
翌朝は症状を見て対応する
起床後、やむなく二日酔いの症状が現れていた場合、特に頭痛や吐き気に対してはその症状を緩和することが先決です。これらは即効性という意味では市販薬に勝るものはありません。 頭痛や吐き気の薬の詳細については、二日酔いによる頭痛と治し方や 二日酔いによる吐き気と治し方をご参照下さい。
その他の場合、各症状を見ながら症状に応じた二日酔い対策が効果的です。
二日酔いの原因とその治し方については、二日酔いの原因と治し方や二日酔いに効くドリンク一覧をご参照下さい。
楽しく二日酔い対策のまとめ
- | 概要 | |
時間 | ||
- | 通常 | |
アセトアルデヒド対策 | 楽しさが変わらず辛さのみを減らせる多くの人に有効な二日酔い対策 |
|
楽しくのむ対策 | 楽しさを増やし、辛さを減らせる飲みたい人の二日酔い対策 |
楽しく二日酔い対策のポイントは飲酒中はアセトアルデヒドの分解に最も力を入れ、酔い加減は脂肪分やチェイサーで調整することです。
アセトアルデヒドは分解されずに残っていても何も良いことはありません。
飲酒中からすぐに分解することで二日酔いを防ぐようにします。
また、飲食中にアルコールの分解を促し酔い加減調整することももちろんできますが、その分高揚感も失われるため、
逆に飲酒量が増えてしまうこともあるため、注意が必要です。
しかし、食事の終盤や食事後には積極的にアルコールの分解を促し、 水分を十分補給することで翌日対策をきっちりしておきます。
楽しむ時は思い切り楽しみ、終わったら予防策をしっかりしておくことで楽しみながら二日酔いを予防できます。
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