二日酔いによる頭痛と治し方

二日酔いによる頭痛と治し方

二日酔いによる頭痛と治し方
二日酔いによる頭痛はその症状の発生が、起床時からはじまり、かつ長く続くことから非常にやっかいです。
頭痛が原因で会社を休んだり、その日一日がダメになってしまうことも少なくありません。

少しでも早く治し、その日一日を無駄にしない為、 ここではご自身にあった頭痛薬を選べるよう、市販の頭痛薬の成分比較と、 頭痛薬に頼りたくない人、あるいはお手元に頭痛薬がない人のために、市販薬以外の二日酔いによる頭痛の解消方法を紹介していきます。

頭痛薬で痛みを抑え、治す場合

即効性があるのはやはり頭痛薬です。
各メーカーよりいつくかの頭痛薬が販売されていますが、成分とその含有量に違いがあります。
自分の症状にあった効能を持つ成分が最も多く含有された頭痛薬を選ぶことが、一刻も早く頭痛を治す近道です。
わからない場合は薬局等で薬剤師に相談するのが良いでしょう。

(※医薬品は「使用上の注意」をよく読んでお使いください。また、アレルギー体質の方は、必ず薬剤師、登録販売者にご相談ください。)

お薬名前 成分(1回分)とその効能 特徴
バファリンプラスS 24錠 アセチルサリチル酸:500mg アスピリンのこと。
炎症を鎮め、痛みを抑える。
無水カフェインは脳の血管を収縮させることによって、まわりの神経への影響を抑え、痛みを緩和します。錠剤速崩壊技術 “fastab”採用で速く効きます。
アセトアミノフェン:300mg 痛みの伝わりを和らげる。
無水カフェイン:120mg 脳の血管の腫れを収縮し痛みを鎮める。
アリルイソプロピルアセチル尿素:30mg 鎮痛効果補助。
乾燥水酸化アルミニウムゲル:70mg 胃粘膜保護。
ロキソニンS 12錠 ロキソプロフェンナトリウム水和物:68.1mg (無水物として60mg) 炎症を鎮め、痛みを抑える。 熱鎮痛成分[ロキソプロフェンナトリウム水和物]が、痛みの原因物質(プロスタグランジン)を すばやく抑え、すぐれた鎮痛効果を発揮します。
イブクイック頭痛薬 20錠 イブプロフェン:150mg 炎症を鎮め、痛みを抑える。 イブプロフェンがすばやく頭痛の痛みのもと(プロスタグランジンの発生)を抑制します。
酸化マグネシウム:100mg 胃酸を中和し、胸やけなどの症状を改善。
アリルイソプロピルアセチル尿素:60mg 脳の興奮を抑え、痛み等を感じる感覚を鈍くする。
無水カフェイン:80mg 脳の血管の腫れを収縮し痛みを鎮める。
ナロンエース 16錠 イブプロフェン:144mg 炎症を鎮め、痛みを抑える。 イブプロフェンが末梢で痛みのもと(プロスタグランジンの生成)をブロック、エテンザミドが中枢で痛みの伝わりをブロック。ダブルブロック処方により優れた鎮痛効果を発揮します。
エテンザミド:84mg 炎症を鎮め、痛みを抑える。
ブロモバレリル尿素:200mg 脳の神経を鎮める。
無水カフェイン:50mg 脳の血管の腫れを収縮し痛みを鎮める。

頭痛の原因を断つ

二日酔いによる頭痛の原因
二日酔いの頭痛の原因は大きく5種類と考えられます。
アデノシン、脱水症状、低血糖症、アセトアルデヒド、メタノールです。
頭痛で起きたけど薬局がまだ開いてない場合や、薬無しで治したい場合の他に、 そもそもの原因を断つことで二日酔いによる頭痛をより早く治すことができます。

また、頭痛の原因が異なると効く食事やドリンクも異なります。
まずは二日酔いになった原因を知り、治すのが効果的です。 二日酔いのより詳しい原因と治し方については、二日酔いの原因と治し方をご参照下さい。

アデノシンの頭痛

コーヒーで頭痛を治す
ズキズキするような頭痛の場合は血管を収縮させることが重要です。
血管を収縮させるにはコーヒーや牛乳などが効果的です。
頭痛薬にも使われる無水カフェインはコーヒーのカフェインに多く含まれ、血管を収縮する作用があります。

低血糖症、脱水症状の頭痛

スポーツドリンクで頭痛を治す
低血糖症や脱水症状を原因とする頭痛の場合、 水分と電解質、糖分を取ることが重要です。
低血糖症と脱水症状は頭痛だけでなく、多くの二日酔いの原因となります。
これら頭痛にはスポーツドリンクや果実ジュース、お手製のジュースなどが効果的です。
二日酔いに効くドリンクについては、二日酔いに効くドリンクをご参照下さい。

アセトアルデヒドの頭痛

しじみの味噌汁で頭痛を治す
アセトアルデヒドはアルコールを分解する過程で生成される物質で、二日酔いの原因の一つとされています。
アセトアルデヒドは直接体内から除去することはできません。
そのため、より早くアセトアルデヒドを分解することが重要です。

アセトアルデヒドの分解にはしじみのお味噌汁や卵、ゴマなどが効果的です。
アセトアルデヒドの分解を早める栄養素については二日酔いを予防する食べ物をご参照下さい。
また市販のドリンク剤、錠剤を用いる場合には二日酔い予防薬の比較をご参照下さい。

メタノールの頭痛

肝臓を活性化し頭痛を治す
メタノールは通常のアルコールと異なり、独特の二日酔い、頭痛の症状が現れます。
メタノールが残っている場合、通常のアルコールに加えてメタノールを素早く分解、除去することが重要です。
メタノールが原因の頭痛に関してはメタノールが原因の二日酔い対策をご参照下さい。


二日酔いによる頭痛と治し方 先頭へ
メニュー・目次へ

症状別治療薬
頭痛 吐き気
このエントリーをはてなブックマークに追加